| Main | BACK >> |
2010-03-16 Tue


東京染小紋は『伊勢型紙』という、柿渋で張り合わせた和紙に紋様の形に穴を開けた型紙を用いて、紋様を作り出します。小紋は、紋様が細かければ細かいほど価値が高いといわれており、そういったものは、こういった型紙を作るのも、それを用いて紋様を染め抜きするのも非常に高い技術が必要とされます。
写真は、当店にあります、その『伊勢型紙』の一枚です。紋様が彫られた型紙の精細さがよく解ると思います。伝統に培われた伊勢の彫師の精巧な技が垣間見えます。
小紋を染めるときは、この穴の開いている型抜き部分に糊を乗せていきます。この小さな型紙一枚を移動させながら次から次へと糊を乗せて行き、一反染めるのでありますが、移動させた際、その継ぎ目がずれてしまわないよう、繊細に位置を合わせていかなければなりません。紋様が細かければ細かいほど、位置を合わせる難易度が上がります。
そうした、様々な職人の伝統に培われた技を経て、下の写真のような見事な東京染が出来上がっていきます。

wahuku.com原田染物店TOPへ戻る
by 原田染物店
あれこれ : 20:38 : comments (x) : trackback (0)
2009-09-01 Tue
朝晩はめっきり過ごしやすくなったこのごろ、いよいよ落ち着いて創作に没頭できる季節「秋」です。芸術の秋、創作の秋であります。当店でも、創作素材となるような和布製品などを近日中にまた追加していく予定です。
先日、準備したのがこの和布↓。

胴裏などを洗張などでキッチリお手入れ、創作素材用和布として再生させ、さらに当店で面白い創作素材になるように、創作素材向けならではの色に染め替えた商品です。お値段も、洗張代のみ程度の格安価格に(ちょっと見えていますが^^;)、させていただく予定!ただ、ちょっと長さが短かったりはします。
もうすでに、店頭にはご用意しておりますので、今すぐご希望のお客様は、メール(harada_somemno@wahuku.com)、もしくは電話(03-5284-8038)にてお問い合わせ下さい。WEBサイトのほうでも、近日中に販売する予定です。
by 原田染物店
あれこれ : 18:58 : comments (x) : trackback (0)
2009-07-16 Thu
いよいよ、各地から梅雨明けの便りが届く時期となって参りました。「梅雨明け十日」と言う言葉がありますが、これは梅雨が明けてしばらくの間は、天気が安定する事が多い言葉、また立秋(今年は8月7日)の前は晴天が続く事が多いとも言われています。つまり、七月後半はお天気の日が続く事が多いのです。
この晴れが続く時期、着物を長持ちさせる為に、是非オススメしたい大切な作業があります。それが「虫干し」です。虫干しとは、晴れた日の風通しの良い部屋で、着物をタンスから出して陰干し(太陽の光が当たらない所で部屋干しする)する事を言います。経験上、一日で一番湿気が少ない、朝10時頃から昼の2時頃まで干しておく事を推奨いたします。
きもの、特に喪服や江戸褄、黒っぽい着物は、その染料の性質上、カビが大変発生しやすいものです。湿気の多い季節「梅雨」はその発生が一番心配される時期であります。原田染物店では、お客様に、冬の乾燥した日と、梅雨明けの晴れが続く日、年二回の虫干しを推奨しています。保管場所が湿気のある場所でなければ、この二回の虫干しで着物を長持ちさせる為に必須の絶大なカビ防止効果があるのです。
また、着物のシミで、取る事が困難な、経年による絹の黄変によるシミも虫干しによってその出現を出来るだけ遅くすることは十分可能です。(これは絹の寿命とも言うべきシミで、どうしても永遠に防ぎきる事は難しいのですが)。
絹の着物は普段でも重さの約10%の水分を含んでいます。着物の水分は、昼に温度が上がった時や、タンスから出して風が通したりすると抜けますが、夜やタンスにしまった時に、着物が冷えると水分は戻ります。
保管したままにしておきますと、折られ重ねられた中の部分などは、冷えたままになる事が多いので、水分が抜けずに余計にたまっていくようなのです。
お客様からお預かりしたお着物をお手入れしていて、こうした冷えたままになりがちな場所(湿りやすい場所)は、他の場所より黄変していることが多く見受けられます。普通のシミも放っておくとやがて黄変していきますが、こうした水分が溜まりやすい場所は早く黄変してしまうようです。
定期的に虫干しを行い、またその他にも御手隙の晴れた日などに、着物をタンスから出し、眺め愛でて楽しんでみる事もおすすめ致します。たまにそうして風を通すだけでも、着物の長持ちに効果があります。
虫干しには、カビや黄変シミを防止するほかに、タンスしまっていた着物を出す事で、きものをチェックするという目的もあります。カビという観点においては、初期のカビが発見できるという利点があります。カビがうっすらと表面に白く発生した初期の段階でしたら、比較的簡単にカビはとる事が出来るのですが、ひどいカビなってしまうと、専門家が洗いましても、完全にはとりきれない場合が多くあります。又、取れたとしてもほとんどの場合、再びカビが発生いたします。人間の病気と同じように、きものの病気とも言えるカビも早期発見がとても重要であり、それには虫干しは大変有効なのです。
繰り返しになりますが、カビはきものの大敵。しかし湿気の多い国日本、カビの対処法も工夫が凝らされてきました。その中で特に効果があるとされるのがこの虫干しです。冬と梅雨明けの年二回の虫干しによって、カビの初期発見、カビの予防をし、着物を長待ちさせる事につなげる事が出来ます。
週間天気をご覧になり、3日晴れが続く日の真ん中の日などに、行われてみてはいかがでしょうか?。虫干しの機会に、持っている着物を眺めてみるというのもまた、楽しいものです。
wahuku.com原田染物店TOPへ戻る
by 原田染物店
あれこれ : 16:05 : comments (x) : trackback (0)
2009-06-06 Sat
当店のあります池袋も、先月末あたりからはっきりしない天気が続いております。街角ではアジサイの花も散見され始め、いよいよ入梅近しという感じです。
この時期、衣替えのついでに冬物をお手入れに出す事の多い季節ですが、実は梅雨の季節というのは着物のお手入れには向かない季節です。着物が空気中の水分を吸ってしまって、収納したときにカビが生えたりシワになったりという不具合の起きるリスクが高まってしまう時期だからです。
お手入れは、もう少し待つのがよろしいかと思います。梅雨が明けますと、「梅雨明け十日」と行って天気が安定する時期が来ます。その時に、着物を出して虫干し(参考記事)をして汚れている着物をお手入れし、また収納するのが良いかと思います。
参考記事 虫干し
さて、本日は、コレクションや手芸等の素材用として販売しております、東京染江戸小紋巻き見本ハギレを5点追加いたしました。東京染め正絹江戸小紋等の巻き見本を、丸生き洗いや洗張り等で徹底的にお手入れし、1模様ごとに裁断し、仕上げ処理をした、正絹手染めのはぎれです。(参考記事)

売り場はこちらです。
薄曇の中の空の色を表す空色鼠の地色の伊勢型小紋です。

売り場はこちらです。
少しグリーンがかった鼠色地、網目文様の小紋です。網柄は「一網打尽」という言葉を連想して、武士が吉祥文様として好んで用いた柄だそうです。

売り場はこちらです。
渋いこげ茶色、燻色(ふすべいろ)地。文様は麻の葉です。麻の葉はスクスクと育つ為、女性や子供にとっての吉祥文様とされています。

売り場はこちらです。
深川鼠色地。文様は伝統文様の麻の葉です。麻の葉は丈夫でスクスク育つ事から、女性や子供にとっての吉祥文様とされています。若干の色ヤケと、経年によるシミがありますので、割引価格で販売いたします。

売り場はこちらです。
渋くて深い紫色、茄子紺色地。紋様は伝統文様の麻の葉です。麻の葉は丈夫でスクスク育つ事から、女性や子供にとっての吉祥紋様として好まれた柄です。
全て一点物の貴重な手染めの和布です。是非、皆様の作品作りに生かしていただければと思います♪
東京染江戸小紋巻き見本はぎれ 売り場トップはこちら。
by 原田染物店
あれこれ : 21:54 : comments (x) : trackback (0)
2009-05-30 Sat
この週末で、5月は終わり。週末を利用して衣替えをなさる方もおられるかもしれません。こちらのページに当ブログで過去にご紹介いたしましたお手入れのTIPSをまとめてありますので、なにかのご参考になれば幸いです。
さて、本日は手作り和小物のコーナーに髪飾りを22点追加いたしました。


売り場はこちらです。
すべて、正絹和布を使っています。正絹和布の風合いを手軽に装いに取り入れることが出来ると思います。様々な種類がございますので、どうぞ一度ご覧下さい。
by 原田染物店
あれこれ : 03:29 : comments (x) : trackback (0)


